サンマリノ共和国は、西暦301年の建国以来一度も戦争をしていません。
戦乱の絶えなかったヨーロッパにあって、1717年という長い年月にわたって国家を維持できたのは、険しい断崖を持つティターノ山という自然の要塞に守られていたこと。そして、建国以来国民の心に脈々と受け継がれて来た、自由を守り抜くという精神によるものでしょう。
今でも、政治は非常に安定しており、平和と自由を重んじています。城塞警備隊,大評議会衛兵憲兵隊及び民兵隊からなる護衛隊があるだけで、通常の意味での軍隊を持たない国としても知られています。
どこよりも早く共和体制をしいたティターノ山の小国は、何世紀にも渡って独立国を維持し、どこにも順応せず、頑固に粘り強く自由と平和を守り抜き、義務と権利をしっかりと認識してきました。
ティターノ山の山頂にある3つの岩頭にそびえる塔は、それぞれ第一の塔『グアイタ』、第二の塔『チェスタ』、第三の塔『モンタレ』と呼ばれ、何世紀にも渡ってサンマリノの自由と独立を守り、一度も占領されたことがありません。この美しく威厳に満ちた3つの塔が青空に浮かぶ素晴らしい風景は、サンマリノという国の象徴となっています。
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