11月23日、港区の汐留に、名だたるクラシックカーが集結。東京の名所コースを走るラリーイベント『COPPA DI TOKYO』(コッパ・ディ・東京)が開催されました。
クラシックカーのイベントというと、『Mille Miglia』(ミッレミリア)やシチリア島で開催される『Targa Florio』(タルガ・フローリオ)などイタリアが本場。『COPPA DI TOKYO』はそれらに因んで日本でも開催されるようになったイベントで、「COPPA」は英語の「CUP」、つまり日本語でいうと『東京カップ』というわけです。1991年に信州八ヶ岳の小海で『COPPA DI KOUMI』が始まり、東京で開催されたのは11年前の2007年、上野の国立博物館前が会場でした。
翌年から汐留に移り、汐留での開催は今回でちょうど10回目となります。
イタリア街を出発し、銀座の目抜き通りから小石川から池之端、上野公園、芸大前から浅草と走って、柳橋から両国、そこから一気に晴海に出て有明へ。お台場からレインボーブリッジ下を渡り、芝、大門、増上寺から汐留イタリア街に帰着というルートを、110台の個性的なヴィンテージカーが走り抜ける様子は、なかなか圧巻。
毎回この大会をサンマリノ大使館が後援しており、SAMMARINESEも協賛として賞品のワインを提供させていただいています。今回は、『CALDESE』やルパン三世とコラボした『不二子ROSE SPUMANTE』『LUPIN THE THIRD SPUMANTE』などが、ゴール後に行われる表彰式で、人気投票にランキングされ方々に授与されました。祝宴の美酒となったのではないでしょうか。
会場となっている汐留シオサイト5区・イタリア街は、東京都が定める「しゃれた街並みづくり推進条例」に基づき「街並み景観ガイド」を制定している石畳やビルの色など、全て統一されたイタリア風の街並みが素敵です。
それぞれ主張のあるエンジン音を響かせて、個性豊かな走りを見せるクラシック・ヴィンテージカーを眺めながら、ビルの谷間の陽だまりで仲間とワインを飲む……そんな雰囲気が漂う都会の空間がここにはありました。
サンマリノワインのテーマである『Resort』(re-sort:本質を取り戻す)の風は、時代を超えたこんなイベントからもゆっくり広がっていくのではないでしょうか。
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