『Domaine de Bargylus Rouge』
『Domaine de Bargylus Blanc』
世界最古の共和国でありながら、戦争をしたことのない“平和の国”サンマリノ共和国のワインに流れる平和のDNAに注目して『PEACE WINE PROJECT』がスタートしたのが2020年。しかし、現実の世界を見渡せば、紛争が無くなることはなく、昨年はロシアのウクライナ侵攻という、悲しい出来事が起こり、未だ解決の目処がついていません。
その中で強く感じたのが、紛争の場にいる人たちこそ、いちばん平和思う「熱意」と「意志」をもっているということです。
激戦地として名高いシリアは、実は約3,000年前からブドウ栽培が行われている地域。シリア唯一の商業ワイナリー『ドメーヌ・ド・バージュラス』のオーナーであるサーデ家は、今でも最高の品質を誇るワイン作りに情熱を注いでいます。
『ドメーヌ・ド・バージュラス』でのワイン作りは想像を絶するほど困難で、2011年からシリアへの入国が制限されているため、レバノンに住む彼らのブドウのチェックは、シリア側のスタッフがレバノン国境まで車でブドウを運んで行われます。実際、サーデ家のサンドロ・サーデは、そのとき港の爆発事故に遭遇して怪我を追ったことがあるといいます。
それでも、ワイン作りを守り続ける……。
「世界で最も危険なワイナリー」と言われる『ドメーヌ・ド・バージュラス』のワインは、彼らの情熱と平和の想いにより、東地中海で生産される最高のワインと絶賛され、世界中のワインマニアを唸らせています。
2022年は、このシリアの『ドメーヌ・ド・バージュラス』の赤ワインと白ワインを、『PEACE WINE』としてラインナップに加えることにいたしました。
Rouge(赤ワイン):SYRAH・CABERNET SAUVIGNON・MERLOT
Blanc(白ワイン):CHARDONNAY・SAUVIGNON BLANC
シリア北東部の、草原と耕作地をつなぐオンデス川の渓谷にドメーヌ・ド・ヴァージュラスの本拠地はあります。粘土、石灰岩、玄武岩からなるミネラル豊富な土壌の20ヘクタールの穏やかな斜面にブドウの木は植えられており、75%が赤ワイン品種、25%が白ワイン品種。
赤ワインは、シラー種を主体にカベルネ・ソービニヨン、メルローなどをブレンドした逸品。ボリュームがあり、上質な味わいが特徴です。白ワインは、酸味のバランスの取れた、軽やかな口当たりが魅力です。